東北大震災の悪影響とこの不況で会社から自宅待機と言われている営業マンが多い。自宅待機で給与が支払える場合は、心配する必要がないがフルコミッション制の営業マンは懐に直接響く。
とは言え、会社は会社の事情がある。
自宅待機の営業マンは、このような事態に備えるためのトレーニングと思えば良い。自宅待機が今回だけで終わらない場合があるからだ。次回に自宅待機が発令されたら、これをやって自己防衛をしようと直ぐにアクションが取れるようにすることだ。
では、何をすべきか?
自分が持てる力は、どこから来るのかを再分析する。営業力があると自負していれば、その営業力をさらにパワーアップするにはどうしたら良いかを考える。時間があるときしかそのようなことを考えて準備することができない。
今の会社でずっと営業をやっているつもりかどうか。自宅待機は、会社にとってマイナスな出来事だ。今の会社はほんとうに大丈夫なのだろうか。もし、もし、危ないのであれば自分として次の会社を探す必要が出てくるだろう。
次の会社を探すという時間が自宅待機の時にできる。自宅待機で生まれた時間は、次のステップへ向かうための準備時間である。いつも営業で出っぱなしでじっくり考える時間がない人は、自宅待機の時に自分の人生や将来設計について考えたほうが良い。
今、若いから大丈夫と思っていても時間は過ぎ去っていく。あっという間に40歳。リスクがありすぎて転職もできない年齢になる。
自宅待機でパチンコをやったりして無駄な時間をつぶすのは賢くない。自宅待機は、あなたの人生を見直すために与えられた機会である。