賀詞交換会に参加した社長には色々な人がいる。品川で開催された東京商工会議所の品川地区賀詞交換会で出会った町工場の社長さんがいた。彼の営業方法は餌を待つ「待ち営業」であった。 

彼は、食事を楽しみながら近寄ってきた経営者から話しかけられるのを待っていた。参加する社長さんは、積極的に名刺交換をするから待っていても誰かが話しかけてくれるという論理だ。この営業アプローチが良いか、悪いかは人によるが自分に合った方法であればそれはそれで良い。 

賀詞交換会での営業は直ぐに成果が出ない! 

社長同士が飲みながら食べながら雑談をする「場」が提供される。その「場」を上手く活用できるかどうかは、社長さんの営業力に依存する。その場で商談の入り口まで到達できれば、幸運としか言いようがない。現実は、社交辞令で終わる。それを社交辞令で終わらせずに一度また会いましょうというステージまで持って行ければ賀詞交換会に参加した意義が生まれる。 

賀詞交換会で出会った会社の社長さんには、後日メールか、電話でフォローアップのコンタクトを取る。出会いの内容次第だが、少しでも仕事として脈がある出会いであった社長には、電話で時間を作ってもらう。これを営業マンにやらせるのではなく最初はトップセールスである。多くの会社は、社長から指示されてその会社に出向く。出向いてもその会社の社長には会えない。それが当たり前である。社長は社長と会うのが通りだからだ。

賀詞交換会で出会えた社長で何かの機会にまた会える機会があれば親交が生まれる。一緒に食事でもと誘い出してどんどん仲良くなる。社長同士が懇意になれば、お互いの会社で何か出来ることが生まれる。私は、社長さんが集まる経営サロンという勉強会で親交を深めている。賀詞交換会で懇意になった社長さんは、この勉強会に招待している。

勉強会はお互いの勉学のためにあり、仕事の取引のためにはないのでガードが降りるので参加しやすい。勉強会後は懇親会になる。懇親会が一番ビジネスに繋がる。酒を飲みながら本音で話が始まるからだ

賀詞交換会では、お互いに興味を持った社長を別の「場」にお誘いする。何度もお会いする機会作る事で親交が深まるからだ。それが直接ビジネスに繋がらなくても長い目で見て交友を広げることになる。短期的な営業ではなく、長期的に構えた営業の「場」である。社長は、ゆっくりと交友を深める営業スタイルが良い。信頼は、お付き合いの長さで決まるからだ。