プリウスを購入した時の担当営業マンが突然辞めてしまった。担当が退職で辞めたので新しい担当者に替わるというはがきが届いた。真面目で好印象の営業マンであったが、彼には車の営業は無理だったのだろうか。何度かプリウス購入後、会っていたのだが・・・なぜ辞めたのだろうか。
自動車販売店の営業マンは離職率が高い!
プリウスの前は、ホンダのアコードワゴンに乗っていた。ホンダの自動車販売店の担当営業マンも何度も入れ替わった。全て、会社を辞めたという理由であった。販売ノルマから来る半分強制的なリストラではないだろうか。
つまり、
リストラされる前に自分で転職先を見つけて辞めていくという流れが定着しているのだろう。
お客さんに取ってみると頻繁に変る担当営業マンがいる会社は、どうなんだろうかと疑いたくなる。安心して営業が出来る会社と組織があれば、営業マンも成長するのではないだろうか。営業のスキルは、直ぐには身につかないし、お客に出会う運もある。
良く面倒を見てくれる担当営業マンであるとお客さんも誰かを紹介したくなる!それが人情というものである。その状態まで営業マンがお客さんを育てる必要がある。直ぐに売り上げに結びつける姿勢は、残念ながらお客はマイナスに動く。
やはり、
急がば回れ!である。それだけの精神的な余裕を営業マンに与えられる会社であってほしい。現実は、そうではないのが皮肉である。どの業界も営業マンは販売ノルマで成果を競われる。それが宿命だろう。それを覚悟で営業マンになる覚悟が求められる。それに絶えられないと営業に向かないとレッテルを貼られる。というか、自分で貼ってしまう。
でもね、独立して起業しても営業は一番大切だ。営業できないと1年も持たないで倒産してしまう。転職なんて出来ない。生きるか、死ぬかの世界になる。それと比べると営業マンが辞めて転職する事なんか、大したことではないと私は思う。
会社の経営する社長は、営業マン以上にプレッシャを抱えている。社長の苦しみは社長になってみないと分からない。これも事実である。
営業マンである内に自分の武器を作り込む努力が必要だ。営業の経験を次のスキルにつなげる努力だ。その意味合いでは、時間を作って営業以外の仕事を経験する機会を見つける事も重要だ。若い時に自分に合った職を見つけるために転職するというオプションがある。
ただ、気をつけてほしいのは、転職する目的は自分に違ったスキルを身につけるためである。
お金や職場環境の理由で転職はすすめない。一度転職するとまたすぐに転職する事になるからだ。隣の山がいつも青く魅力的に見えるようになる。現実は、全くの逆の場合が多い。外面と内面は違う。
会社は、お金をもらいながら勉強できる社会人大学である。この機会を最大限に利用して営業スキル+何か別なスキルを身につける。年齢が40歳に近づくと転職も簡単にはできなくなる。そうなる前に自分のスキルを営業以外に持つ事である。