筋トレ後の体調不良は風邪を疑ってみる

筋トレを始めたら体調不良になった。筋トレ後に風邪を引きやすくなった。そんな事を良く耳にする。筋トレは普通以上の負荷を体に与える。そのため、急激な変化に体が適応できなくなる場合が多い。シニアが筋トレを始める時は最初から飛ばさないで基礎体力を身に付けることから始めた方が良い。

基礎体力を向上させるには筋トレで負荷の大きい運動をやらないことである。少し負荷がある運動を3か月から6か月ぐらい続けて筋トレの負荷に体を馴染ませる。基礎体力の向上と筋トレへの慣れは定期的に運動を続ける事で成り立つ。筋トレ

筋トレを始めて6か月以内に体調不良になったり、風邪を引いたりするシニアが多い。個人差はあるが、筋トレで今まで経験したことがない負荷を体が上手く調整できないからである。体力と筋力をつけるにはどうしても普通以上の負荷を体に掛ける必要がある。体調不良と風邪はある意味で筋力向上と隣り合わせにある。

筋トレを頑張れば体調不良と風邪に悩まされる場合があるが、対策を取ることでそのリスクを回避できる。

筋トレで一時的な免疫力低下が起きてシニアの体はダウン

シニアの体は体力と筋力が低下している。筋トレで少しきつい運動をするとその負荷が体調不良を引き起こす。体がきつい筋トレに慣れていないために負荷を調整切れないためである。筋トレの負荷と疲労が酷いと免疫力が一時的に低下する。免疫力が落ちると今まで体を守ってきた免疫細胞が疲労回復に使われ、風邪菌などの病原菌に対抗できなくなる。

筋トレ後に風邪を引いたり、体調不良になったりするシニアが多いのはこれが原因である。

不快感を体で感じる

筋トレ後に不快感を体で感じ始めるのは夜である。筋トレをした部位の筋肉が硬くなる。何か不自然な感覚が体で起きているように感じ始める。体の血液の流れが詰まっているような不快感である。時には鍛えた筋肉が熱っぽく感じ始める。

普通の生活では感じない不快な感じが起きれば、それは筋トレで刺激した筋肉の疲労や筋肉の傷を回復修正しようとする体の調整機能が働いているからである。不快感がそれほどひどく感じなければ何もしないでそのままにしておけば時間の経過で治ってしまう。

不快感が我慢できない、続く場合は一時的な免疫力低下で風邪にやられ始めている可能性が高い。そんな時は直ぐに風邪薬を飲むと良い。私はいつもタイレノールという鎮痛・風邪薬を飲んで治している。

鼻水やくしゃみがある

昨日、筋トレを2時間ほどやった。夜に鼻水とくしゃみがあった。私は直ぐにタイレノールを1錠飲んで本格的な風邪にならないよう予防した。筋トレ後は必ず体の免疫力が一時的に低下する。その時に風邪菌にやられやすい。

風邪になる時の初期症状はくしゃみ、鼻水、関節や筋肉痛、微熱であるので似たような症状を感じたら風邪薬を飲んでみることである。私は筋トレ後の夜にくしゃみがあればすぐに風邪薬を飲むことにしている。過去にそれをしなかったために酷い風邪になったことがある。

夜寝る前に多めに水分を取り風邪薬で熟睡すれば筋肉の疲労も回復しやすい。

体が熱っぽく筋肉痛が酷い

筋トレをハードにやった夜は鍛えた筋肉の部位に熱が出る。翌日にはその部位の筋肉に痛みが出始める。筋肉から出る熱で睡眠が妨げられるならば、鎮痛剤を飲んで寝ることである。翌日筋肉痛で動く事も苦痛になるならば、同様に鎮痛剤を摂取する。筋肉痛は2、3日ぐらいで治ってしまう。

筋肉痛がそれほどひどくない時は硬くなった筋肉をほぐす意味合いでストレッチ運動をすると良い。昨日の筋トレでベンチプレスを念入りにやったら、今日の午後に胸筋あたりが硬くなりそれをほぐすためにストレッチ運動をした。それで胸筋の違和感はなくなった。

筋肉痛は徐々に収まって行く。あまり痛みを感じなくなったら筋肉に新鮮な血液を流すためにストレッチ運動をすることである。

体の不快感対策

筋トレで体が一時的に疲労を感じると体調不良を引き起こす。その時の体の状態で体調不良になる時とならない時がある。体調不良になる時は筋トレの負荷と疲労に耐えられなくなっているという証拠になる。そんな時は体が喜ぶことをする

  1. 対処法:風邪の初期症状;くしゃみ、鼻水、関節痛、筋肉痛が酷い、熱っぽいなどがある時は風邪薬を直ぐに飲む
  2. 体が硬くなる感じがあれば、水をコップ2杯ぐらい飲んでぬるま湯のお風呂に10分以上漬かりリラックスする
  3. 体の疲労回復に必要になる水分、ビタミン、タンパク質を補充する食べ物を摂取する(ヨーグルト、豆乳や牛乳、水分の多い果物、ビタミン剤(ビタミンC、B1&B2など)、ミネラル(亜鉛、カルシウム&マグネシウム)、アイスクリームなど
  4. 筋肉痛が酷い時は鎮痛剤や湿布に頼る
  5. 睡眠を十分とり(早めに寝る)、翌日軽めのストレッチ運動をして体をほぐす

ポイントは体の疲労回復にプラスになる事をする。

 結論

筋トレをした後に体調を崩し、不快な思いをすることがある。その原因は筋トレの負荷がちょっと大きすぎて自分の体が対応出来なくなった時である。例えば、筋肉痛が酷くて動くたびに筋肉に痛みが起きるなど。私、68歳のシニアの体、は筋トレをした夜に体の調子が少しおかしくなる場合が多い。何か知らない不快感が体で感じ始める。体の関節や筋肉が硬くなり動きに柔軟性が無くなる。

筋トレの後は筋肉に疲れが溜まり、それを回復しようと体が頑張っている。エネルギーが疲労回復に使われているので体の免疫力が落ちる。免疫力が落ちると体の中にいる病原菌が暴れ出す。それを駆逐するために余分なエネルギーが使われるのだが力が弱いと体調不良になる。

典型的な例が風邪である。私の場合、くしゃみをしたり、鼻水が出たりする。そんな時は直ぐに風邪薬を飲む。風邪薬で初期の風邪症状に対応する。シニアが筋トレ後に体調を崩すのは風邪による影響が強い。体が硬く感じたり、くしゃみをしたり、鼻水が出たりする症状があったら、風邪を疑うことである。